自然治癒力を活性化させる鍼の条件とは(2)|南はり灸院 神戸市

query_builder 2021/11/23
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漢方医学の脈診で施術

前回、刺さない鍼が何故、必要なのかということを極々簡単に書きました。


では刺す鍼は必要ないのかというと全くそんなことはなく、身体に中に停滞して悪さを起こしている余分な氣、これを伝統的には邪氣とも呼ぶこともありますが、これはやはり所定の深さまで刺すことが求め

られることもあります。


熟達すればするほど、施術者が意識意念で刺す深さを自在にコントロールすることも可能になりますが、一般の患者さんにはややこしくなるので、ここでは解説しません。


さて自然治癒力、免疫力が底上げされるためには、


1)氣生命エネルギーを補う刺さない鍼


2)停滞している余分な氣を除去する刺す鍼


の二つが必要であることを書きました。


では一体、どこにどういう鍼の用い方をすれば、自然治癒力、免疫力が向上するのでしょうか?


前回、身体に氣という目には見えない生命エネルギーが流れていることを書きました。


そして、主に身体のどこに流れているかというと、経絡という氣の流れ道がありまして、この経絡は、身体の内側では、12個の内臓(漢方医学では、五臓六腑)にそれぞれつながっており、身体の内外を縦横無尽にながれ、そして経絡間どうしも連絡し合っております。

また、個々の内臓、五臓六腑には、喜怒哀楽の感情なども関係しており、ひとの心身の健康に非常に関係が深いのです。


経絡間の氣の流れ方が人の心身の健康を大きく左右すると言っても過言ではありませんし、経絡間の氣の流れ方の過不足、不調和は、内臓や精神、つまり人の心身の健康や不調の度合いをあらわすバロメーターとも言えるのです。

そしてこれは漢方医学的な脈診、腹診、舌診で把握可能であり、施術の重要な指針といえます。これがいい加減であれば、施術もいい加減になってしまいます。


漢方的な、あるいはそれに類する現代的な経絡診断術を用いて、経絡間の氣の流れ方を調整和合します。


つまり経絡の氣の流れ方過不足を調整するのに、上記の意図をもって鍼を用い、経絡、五臓六腑、こころとからだの調和和合させて、ひとの元氣、生命力、自然治癒力、免疫力を健全な状態にしてゆくのです。








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