腎臓がんの術後、抗がん剤を使わず、免疫力を高める!!|神戸市の南はり灸院
非常に鍼灸に対して理解を示して下さっており、とてもありがたい患者様からの声をいただきましたので、ご紹介させていただきます。
わたくしも最後に追記を加えましたが、
鍼灸受診を判断するうえで、ご参考のひとつになると思います。
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今から(2017年、春現在)11年ほど前、右の『腎細胞がん』(ステージ3、テーブルb)の全摘術を受け、 約1ケ月間の入院を余儀なくされました。 退院後、『統合医療』という言葉を知りました。
これは 西洋医学と東洋医学の融合した医療のことですが、 手術後は、鍼灸で「免疫力」を高めてがん再発予防の目的で、 南先生にお願いすることにしました。
主治医からは、5年生存率はまだ6割程度、インターフェロンの抗がん治療を勧められましたが、 『統合医療』を信じ、自己治癒力と免疫力を高めることに決意して、 南先生のお世話になりました。
先生のおかげで、今ではすっかりで体調も回復し、仕事も順調に頑張っています。 今では抗がん剤の治療をしなくて本当に良かったと思っています。
つまり、がんをピンポイントで取り除いてゆく西洋医学のお陰と、 その後、東洋医学によって心身のバランスを整え元気を回復し、自己治癒力と免疫力を高めて がんを再発させない、増やさないといった統合医療の方向性が、私には一番合っていたのだと思います。
南先生の鍼は、大きな特徴として、いつも治療を受けながら興味深く拝見しているのですが、 極力刺さないか、あるいは、まったく刺さない接触だけの鍼なんです。
それは、患者さんの体力ことを最重要に考えているからです。
また、刺さないことによって、免疫力が落ち込んだ人の身体を悪くするリスクがないということを強調されています。 もちろん、免疫力が旺盛で体力がある人には、必要があれば、刺すこともされますが、 他の一般的なの鍼灸家と違って、徹底的に刺すことの意味の追及と臨床経験を積み重ねられてきました。
特に面白いと思った事は、効かそうという思いから、刺せば刺すほど、悪くなることも多いとよく仰っています。
何故ならば、身体全体(大脳や内臓も含めて)と各部分は、目には見えないレベルでも 密接に互いに影響しあっているからだと仰います。
鍼は、むしろ刺さないことの重要性を弁(わきま)えることによって、 効果的な鍼の施術ができるようになるともいつも仰います。
ところで、南先生が事あるごとによく強調されているのは、 真の治療の主体は、一体、誰かということです。
実は、それは医師でも他の治療家でもなく、実は、患者自身そのものだということです。 もちろん、がんを治療する段階では、専門家である東西両医学の治療や知見が必要であります(積極的な治療をしない時でさえ)。
しかし、様々な治療方法で、目に見えるガンはなくなったとしても、 本当の意味でがんの完治および再発予防をするのは、がん体質の改善だといいます。
数年前、アメリカの某有名女優が、遺伝子検査で将来の乳がんリスクを回避するために、 なんと発症する兆候も何もない段階で、自分の乳房を取り除いてしまいました。
その対処方法が、適切であったかどうか、その是非を問うことは、もちろん誰にも出来ません。 しかしガンに関する様々なレポートや知見などから、がんの発症リスクが、 食生活の内容、生活行動様式、精神状態(ストレスフルで免疫力が抑制される、あるいはリラックスや笑いなどの緩みが 免疫力を高めるなど)に大きく左右されるということが分かってきています。
詳しくは、ここでは述べることができませんが、南先生は、 日々の治療よりも、むしろ、こちらの方が重要であることをいつも強調されています。
つまり、本当の意味でのがんの完治、あるいは、たとえがん細胞が消えなくてもがんとともに生きるという選択など、 がんに悩まされなくなる生活とは、西洋医学、東洋医学などの治療と合わせて、これらのことを十二分に留意し生活全般の見直しが絶対的に必要だということです。
そのために、南先生は、患者さんにとって、治療自体よりも大切なことは、むしろ治療家に依存させない治療の進め方ということであり、 そのことを常に考えています。
そして個々の患者さんには、何がその方にとって根本的な問題となり、病気が進んでしまったのかということを考え、 その対処法として、治療の邪魔にならずむしろ後押しするような家庭で取り組めることや、生活の仕方で大事なことなどの情報も提供してくれます。
また、ガンになって分かったことですが、 患者はガンに罹ったことを知った瞬間から、とても不安な心理状態になります。 また職場の環境や友人など周囲の人々もその事実を知ると、様々に対応が変わってきます。
しかし、その大半が患者の心理状態の不安面に拍車をかけることが多いのです。 治療が十二分に効果を発揮して行く上でも、この不安感を和らげてゆくことは、本当に重要なことであると実感していますが、 南先生は、何でも話を聴いてくれて相談にのってくれます。
常に患者さんにとって何が重要かということを考えているからだと思います。
もし、この推薦の文章をお読みになられて、いろいろと不安をお持ちになられている方がおられましたら、 是非、一度、南はり灸院の南先生にご相談されることをお薦め致します。
https://youtu.be/oTgtTm6pO_I
諌山 敏明様 56歳 アチーブ人財育成株式会社 代表取締役社長
※お客様の感想であり、効果効能を保証するものではありません。
((南院長 追記))
もう言うことが無いほど言い尽くして下さっています。
当院の針のさし方、考え方、患者様にとっての当院の役割、患者様が治ってゆくうえで大事なことなどなど、すべて網羅されているといって過言でないほどです。
鍼灸と西洋医学の三大療法との違いは何かといいますと、
西洋医学の手術(がん細胞の切除)、抗がん剤と放射線(がん細胞を退縮させる)は、いずれもがん細胞にアプローチするものです。
対する、鍼灸術は、がん細胞を直接ターゲットにするのではなく、
こころとからだ(脳神経、自律神経、血液循環、ホルモン分泌などの調整効果、五臓六腑の調子をよくするなど)を調整することによって、
ひとの本来持つ自然治癒力(様々な代謝能力や再生能力など傷んだ箇所を治す身体の能力)や、免疫力を最大限に引き出すことによって、
心身を癒して、がんの患いを改善し乗り越えていただくというところです。
本当にがんの状況が改善退縮してゆきます。
しかし、それに対応する鍼灸術は、悪いところにぐさぐさ刺したり、単なるツボ療法的特効ツボを刺激するだけでは不十分です。
鍼灸術には、本来、五臓六腑(内臓)と密接に関係する経絡という氣(目にはみえない生命エネルギー:素粒子、量子のことという物理学者も多い)のバランスを捉えその時その時最適に調整することが必須です。
そしてその状況をタイムリーに判断できるのは漢方医学の脈状診の判断です。当院ではキネシオティックな検査方法も付加して判断してゆきます。
腹診や舌診は、一呼吸おいて変化しますが、脈診は瞬間瞬間に変化するので、その時々の患者様の状態が一番分かりやすい漢方医学的診断法です。
そして針を刺す刺さないという真の意味は何かということと、左右対称にある経絡をどのように扱うのかが、患者様の状況に対する適切な鍼灸術の成否にかかってきます。
それから、精神領域の問題にも言及いただいていますが、まさにその通りなのです。
まず、患者様を取り巻く環境が、患者様にとって居心地が良い状況かどうかということです。
患者様の心理状態が不安にさらされたり、落ち込んだりネガティブな状態だと、身体の治癒能力、免疫能力に如実に影響することも分かってきています。
逆に患者様の心理状態が落ち着いて、”笑いや喜びが多い”心理状況ですと、免疫力も有意に上昇し、がん細胞も減ってゆくということが、医学的実験の結果、分かってきております。分子生物学の権威だった、村上和夫博士も、笑うことによって、免疫力を行使する遺伝子のスイッチがオンになると度々発言されたり、ご著書に書かれていました。このことは、また機会を改めて書かせていただきます。
また、精神心理面で、もうひとつ大事なことは、これまでにも書いてきておりますが、患者様の主体性ということが、心身の状況改善にとって、一番大事なことです。
がん体質の改善と合わせて、またブログに書きます。